「消費税の納付期限が3日後に迫っており、資金が足りない。納税後に銀行融資を受ける予定だが、滞納してしまうと審査に響いてしまう。延滞税の負担も避けたい。

何としても期限内に納税したい」――そんなご相談を受けたのは、運送業を営むD社様でした。

納付期限まで残りわずか3日

お話を伺った時点で、消費税の納付期限まで残された時間はわずか3日。

大変タイトなスケジュールでしたが、D社様の状況を丁寧にヒアリングしたうえで、取引先への通知を行わずに資金調達できる「2者間取引」をご提案しました。

すぐに必要書類をご用意いただき、弊社にて迅速に審査と契約手続きを進行。

時間との戦いではありましたが、調達希望日の午前中には400万円の資金を着金。結果として、納付期限当日に無事納税を済ませることができました。

その後、予定していた銀行融資も無事に実行され、経営の安定にもつながりました。納税という「信用構築」のタイミングを逃さなかったことで、次の資金調達にも好影響を与えた事例です。

税金滞納は銀行融資の天敵

実際、税金の納付資金に関するご相談は少なくありません。資金繰りの一環として納税が遅れがちになるケースも多いですが、滞納すれば延滞税の負担が増すだけでなく、財産差押えや、銀行の融資審査への悪影響も避けられません。

今回のD社様のように、「納税後に融資を受ける」ことを予定している場合は、納付を遅らせずに済ませることが非常に重要です。

納税の実績は、金融機関からの信用評価にもつながります。つまり、資金調達のために、まずは納税を、という発想も、経営戦略として有効です。