コラム
2018年10月25日

借入以外にファクタリングを利用する方法もある!

事業資金を確保するための資金調達方法は、何も融資ばかりとは限りません。売掛金などの売掛債権を多く保有している場合には、ファクタリングの利用を検討してみるのも良いでしょう。ファクタリングとは、売掛債権を専門業者に売却することで現金化することを指します。借り入れではなく、資産の売却にあたるので会社の財務状況にも負担を与えません。むしろ、貸借対照表をスリム化することにつながるので、財務体質を強化するメリットもあります。資産のオフバランス化を図ることで、銀行などから融資を行いやすい環境を整えられるのです。

 

ファクタリングのメリットは、借り入れではないため返済の必要がなく、担保や保証人も不要な点だといえます。赤字決算や債務超過に陥っていても調達が行えるので、資金繰りが急に悪化してしまった場合には、有効な資金調達方法なのです。必要な書類をあらかじめ準備しておけば、申込から審査までのスピードも速く、最短即日で現金化することができます。申込のために必要な手数料などの費用は、買取額から差し引かれるかたちで振り込まれるので、費用を準備しておく必要もありません。

 

また、買戻し請求を行わないファクタリング契約であれば、売却した売掛債権が回収不能になったとしても返済する義務は発生しないのです。つまり、仮に取引先が倒産をして売掛金の回収ができなかったとしても、そのリスクはファクタリング会社が負うことになります。ファクタリングを行うことによって、手数料分だけ受け取る金額は減ってしまうものの、回収不能リスクを取り除ける点は魅力的だといえるでしょう。取引先の状況を見ながら、計画的にファクタリングを行っていくことは経営の安定化にもつながるのです。

 

ファクタリングの審査において、もっとも重視される部分は売掛債権に対する信用度だといえます。一般的に、上場企業や大手企業に対する売掛債権であれば信用度が高く、資本力の弱い中小企業に対する売掛債権であれば信用度が低いといわれています。ただ、信用度の低い売掛債権であっても、これまできちんと入金が行われているものであれば申込には対応してもらえるので、まずは気軽に相談してみる姿勢が大切です。ファクタリング会社によって、契約内容や手数料は異なってくるので、複数の会社から見積書をとってみると良いでしょう。

 

ファクタリング会社のなかには悪質な業者もいるため、申し込む際には十分に検討する必要があります。契約書をきちんと発行してくれるといった部分は、業者を見極めるための1つのポイントです。ファクタリングは非課税となっているため、消費税を上乗せしてくる会社の利用は避けましょう。着手金についても無料としている会社も多くあるため、できるだけ有利な条件で売掛債権を買い取ってもらえる会社を見つけることが大切です。

 

また、自社と業者の間だけで契約を行う承諾のいらないファクタリング契約と、取引先も交えた通常のファクタリング契約では手数料の面で大きく違うので注意しておきましょう。通常のファクタリング契約のほうが、業者としても売掛債権の回収リスクが少なくなるので、その分だけ手数料を割り引いてくれます。ただ、取引先にファクタリングの事実を知られたくない場合には、承諾のいらないファクタリング契約を検討してみるのも良いでしょう。