黒字倒産とは、収入が支出を上回っているにもかかわらず、倒産していまう事をいいます。
対法人事業に多いのですが、商品・サービス提供から決済まで1ヶ月~3ヶ月かかる場合がほとんどです。
ただ、その間に、仕入れや人件費・経費の支払いなどが発生し、売上計上があるにもかかわらず入金がない為、支払に必要な資金が不足し(資金繰りの悪化)倒産に陥る。そういったケースが年々増えております。
どの企業も黒字倒産を回避するため、資金繰り改善方法として、銀行などの金融機関に土地(不動産)を担保にして融資を行ってます。
ただ、それでも黒字倒産する企業は減らず、2012年の段階で倒産する企業の44.7%が黒字倒産している(東京商工リサーチ調べ)のが現状です。
この表では中小企業が売掛債権を、土地(不動産)と同じぐらい保有しているにもかかわらず、貸出金担保の内訳では売掛債権が0.6%程しか利用されていないのです。