「売掛債権流動化」とは?具体的な方法やリスクを説明

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会社を経営されている方や資金繰りを担当されている方なら、「売掛債権流動化」という言葉を聞いたことがあると思います。このコラムではその具体的方法や、それを行うことのメリットを解説します。
 
 

◆売掛債権流動化とは

売掛債権流動化とは、数か月後にしか現金にならない売掛債権を流動化して、早い段階で現金に換えてしまうことを言います。これを行うことで以下のようなメリットがあります。
 

・手元の運転資金に余裕ができる
・現金払いを増やしてキャッシュフローをわかりやすくスムーズにする
・流動化を行うためには優良な取引先である方が望ましいので、結果的に良い顧客を選ぶことに繋がる
・顧客の倒産などで資金回収できない可能性を減らし、リスクヘッジできる
 
 

◆売掛債権流動化には様々なタイプが存在

売掛債権流動化は3つのタイプに分けることができます。この項目では、それらをひとつずつ説明していきます。
 
・証券化
売掛債権を証券に変えることで資金を得ることができます。これは保有している売掛債権をSPVという法人に譲渡してその対価を得る方法です。SPVとはSpecial Purpose Vehicleの略で、日本語では「特別目的事業体」と呼ばれています。SPVは売掛債権が決済日に入金されることを裏付けとして、証券を投資家に発行することで、企業と投資家を仲介しています。
 

・ファクタリング
ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に売却して資金を得ることを言います。ファクタリング会社は売掛債権の信用(=売掛先様の信用)を考慮して手数料を設定し、それを引いた分の金額で申し込んだ会社様から売掛債権を買い取ります。
 

・売掛積載担保融資
売掛債権を担保として金融機関から融資を受ける方法で、上記の2つは売却であったので、大きく異なります。融資ですから返済の必要があり金利が発生します。
 
 

◆売掛債権流動化にはファクタリングがおすすめ

上記の3つは売掛債権を利用して資金を得るという共通点はありますが、中でもファクタリングにはさまざまなメリットがあります。以下にそれを列挙しましょう。
 

・資金化の速度が速い
売掛積載担保融資に比較すれば、手元に資金を得られるスピードに関して大きなメリットがあります。ファクタリングなら、申し込み日から数日で資金を得ることも不可能ではありませんから、急いで運転資金が欲しいという時に強い力を発揮します。
 

・リスク移管できる
売掛債権を売却した後に売掛先の倒産などによってファクタリング会社が資金回収できない場合でも、ファクタリングで得た資金は変換する必要がありません。そのため、リスクをファクタリング会社に移管することができ、リスクヘッジの効果もあります。
 

・節税効果がある
黒字決算になりそうなときにファクタリングを利用することで、手数料で黒字を潰し節税することも可能です。
 

・キャッシュフローをスムーズ化、貸借対照表をスリム化
手元資金が厚くなれば必要な支払いを先に行うことができます。しかも帳簿上の売掛もなくなりますから、貸借対照表をスリム化できる効果もあります。
 
 

◆まとめ

売掛債権を流動化することにはさまざまなメリットがあることをご理解いただけたのではないでしょうか。手元の資金を厚くして運転に余裕を持つことは、会社経営の基本です。ファクタリングを上手に利用して、資金繰りのピンチを乗り切りましょう。

 

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