事業資金関連コラム
更新日:2019年05月24日
作成日:2018年04月20日

ファクタリングとABLの違いとは?

近年、売掛金を使って資金を調達する方法のひとつとして「ABL」という言葉が聞かれます。
一方、ファクタリングも売掛債権を利用して資金を得る方法ですが、それらは何が違うのでしょうか?
このコラムではその疑問に丁寧にお答えしていきますので、資金調達に売掛金を利用したいとお考えの方は是非参考にしてください。
 
 

◆ABL(債権担保融資)とは

「ABL」とは「アセット・ベースト・レンディング」の略称です。これは売掛金が存在する際に、それを裏付けとして融資してもらうことです。
日本語では「動産担保融資」や「売掛債権担保融資」と言います。
 
「融資」である以上、「負債」という扱いになりますし、利息も発生します。返済は分割で行っていくのが一般的です。設備投資などの数年をかけて減価償却するための資金には向いていると言えますが、審査の手間やかかる時間ではファクタリングに劣ります。
 
 

◆ファクタリングとABLの違いとは

ファクタリングとABLの違いを以下にまとめます。根本的な違いとしてABLは売掛を担保に「融資」を受ける行為であり、ファクタリングは売掛債権を「売却」することで資金を調達します。
 
・審査の対象が違う
ABLはあくまでも「融資」なので、申し込みをした会社の信用状況を審査します。一方、ファクタリング会社が重視するのは売掛先の信用です。
取引先の承諾が必要な3社間でのファクタリングであれば、ほとんど申し込み企業の信用は問題視されず売掛先の信用度が重要視されます。
取引先に知られずに行う2社間でのファクタリングの場合は申し込みをした会社の信用を求められますが、審査は融資に比べると非常に融通がききます。
仮に申し込み企業が赤字の状態であったり、未納の税金があったりしても、ファクタリングなら手続きができない訳ではありません。
 
・資金調達までのスピードが違う
ABLは融資ですから、扱うのは銀行などの金融機関です。そのため審査に2~3週間程度の時間がかかることが一般的です。一方ファクタリングなら、早ければ申し込みした日に資金を手に入れることも可能です。
 
・事務処理の手間
ABLを利用する場合、融資を行う金融機関に対して、担保とする売掛金や在庫状況などを定期的に報告しなければなりませんから、様々な管理を伴います。結果的に事務処理の手間はファクタリングの方が少ないケースがほとんどです。
 
 

◆ABL(債権担保融資)を利用する上で注意すべき点

ABLには「償還請求権」が存在します。それは簡単に言えば「保証を伴う」ということですから、担保にしていた債権が回収できなかった時にはその責任を負わなければなりません。
 
また、ABLは商品および在庫の処分価値が定まらないことから、過剰担保になる可能性があります。さらに、場合によっては履行遅滞などで担保が実行されることもあり、計画性を持っていないと倒産を招く恐れもありますので注意が必要です。
 
 

◆まとめ

いかがでしたか。どうしても難しい言葉が多くなってしまう資金調達の話ですが、ABLがどんなものか、ファクタリングとは何が違うのかをご理解いただけたことと思います。
 
ABLはあくまでも金融機関による融資です。そのため申し込みをする会社の信用度が問われますから、信用度に自信が無い企業や、早急に資金を調達したいというケースではファクタリングの方が有利と言えるでしょう。これらを正しく理解して、資金繰りの参考にしていただければと思います。

 

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