コラム
2019年05月14日

売掛金を活用して事業資金を確保できるファクタリングの特徴

経営にとって必要な事業資金を調達する方法は、何も融資だけとは限りません。売掛金などの売掛債権を活用して資金調達を行う「ファクタリング」という手法もあります。ファクタリングは審査のスピードが速いため、急に資金繰りが悪化してしまったときなどに有効な手段となります。効果的に活用していくためには、基本的な仕組みを押さえておく必要があるため、ファクタリングが備えているメリットや利用する際の注意点について詳しく解説します。
 

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事業資金の調達方法を紹介!融資から借入以外の調達方法や特徴を解説


 
 

資金繰りが悪化してしまう主な要因

 

事業資金が不足して、資金繰りが悪化してしまう主な要因としては「赤字経営」「過剰投資」「回収期間と支払期間のバランス悪化」などがあげられます。一般的な目安として3カ月分程度の支出額の運転資金があれば資金繰りは健全だと言われています。逆に言えば、この水準を割り込んでしまうと、事業の継続そのものが難しくなってしまう場面も生じます。早急に資金調達を行うとともに、資金繰りの悪化につながっている要因を取り除いていくことが大切です。

 

会社が赤字経営となってしまう理由は、売上や利益の低下があげられるでしょう。これに関しては、毎月しっかりと利益を確保して、適切な資金管理が行えていれば資金繰りが悪化してしまうことはありません。また、過剰投資が要因となっている場合には、在庫管理や設備投資の状況をチェックする必要があります。在庫が多いということは、売上につながるまでの期間が長いということを意味しており、経営を圧迫してしまう要因になるでしょう。そして、回収期間と支払期間のバランスの悪化は、入金と出金のサイクルが崩れてしまうことが要因です。支払うべき経費が多いにもかかわらず、売掛金などの回収が遅くなれば、事業資金は目減りしていくことになります。これらを踏まえて、資金調達を行う際には、まずは自社の現状を正しく把握して、必要となる資金額を算出していくことが大切です。

 

 

ファクタリングは融資ではなく売掛金の活用

 

ファクタリングは会社が有する売掛金などの売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで、現金化する資金調達方法です。融資ではなく資産の売却にあたるため、貸借対照表でいう売掛金の内、売却した分が現預金に移るだけですので、会社の負債が増えることはありません。むしろ、ファクタリングにより調達した資金で税金、社会保険の未納分を納付したり、ノンバンクからの借入を完済すると、ファクタリング前と比べて、負債が小さくなるのです。負債を圧縮することによってバランスシートの状態が良くなり、財務内容を健全化させることにもつながるでしょう。金融機関からの融資を検討する場面であっても、先にファクタリングを行うことによって審査を通過する可能性も高まるはずです。

 

また、ファクタリングの活用によって得られた資金は用途に制限がありません。資金繰りの改善だけでなく、事業の成長につなげていく資金としても活用できます。審査のスピードも速く、行政機関や優良企業に対する売掛債権であれば、最短1日で現金化できる可能性もあるのです。ファクタリングの審査における最大のポイントは、「売掛債権が回収可能なものであるのか」といった点です。そのため、経営状況や財務内容はあまり問題となりません。赤字決算や債務超過、税金を滞納している状況であっても審査に応じてもらえることもあり、銀行融資で断られてしまった場合でも対応してもらえるので、資金調達先の一つとして意識しておきましょう。

 

一般的な融資であれば、審査の際に担保を入れたり、保証人を立てたりする必要があり、それらの要件を満たせない場合には、融資を受けること自体が難しくなってしまう面もあるでしょう。ですが、ファクタリングはそもそも融資ではないため、担保や保証人について悩むこともありません。売掛債権を活用して資金調達を行うことは、経済産業省も推奨しています。ただ、アメリカやヨーロッパ諸国では100年以上の歴史のあるファクタリングであっても、日本ではまだ馴染みが薄い部分もあり、売掛先との関係によっては、「資金繰りが苦しそうなので、次からの取引を控えよう」という誤った印象を与える可能性もあります。しかし、ファクタリングの契約方法によっては売掛先に知られることなく、現金化できる方法もあるので心配はいりません。

 

ファクタリングの基本的な仕組みを理解したうえで、必要な場面では積極的に活用してみると良いです。資金繰りに関する悩みを早期に解消することによって、本来の事業活動に専念できる環境を整えられるのです。

 

 

ファクタリングの基本的な仕組み

 

ファクタリングの基本的な仕組みは、契約方法によって異なります。「通常のファクタリング契約」は、利用者とファクタリング会社に加えて売掛先との間で契約を交わすものです。3社での合意が必要であり、ファクタリングを行うことに対して売掛先の承諾が必要となります。そのため、売掛債権を現金化するまでに多少の時間がかかってしまい、即日での現金化は難しいと言えるでしょう。基本的な流れとしては「契約の締結後」、「売掛債権をファクタリング会社が買い取り」、「回収期日が訪れたら売掛先がファクタリング会社に支払いする」流れとなります。利用者とファクタリング会社間の契約は、譲渡代金が支払われた時点で終了するのです。

 

そのため、契約後に売掛先の倒産などの理由によって売掛金の回収が不可能となっても、買戻しの請求が発生しない契約であれば、利用者は買戻し請求を求められることがありません。ファクタリングによって資金調達を行いつつ、売掛債権が未回収となってしまうリスクを取り除いておくことが大切です。

 

 

売掛先の知られないファクタリングの手法もある

 

ファクタリングの契約方法のなかには、売掛先にファクタリングの事実を知られずに資金調達が行えるものもあります。通常のファクタリング契約とは別に、売掛先の「承諾のいらないファクタリング契約」と言ったものです。これは利用者とファクタリング会社との間だけで債権譲渡契約を結ぶ形となるので、売掛先が把握することはありません。売掛先との今後の関係に不安がある場合には、利用を検討してみると良いでしょう。ただ、気をつけておきたい点はこの場合は売掛債権の債権譲渡登記が必要となるので、法人ではない個人事業主は利用することができません。どのような契約方法が最適かの判断に迷ってしまうときには、気軽にファクタリング会社に相談してみましょう。
 
相談先としては、ファクタリングで実績のある企業に相談することがおすすめです。ファクタリング業界でも実績があり、手数料も安い、JTCに問い合わせをしてみましょう。

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資金繰り表を作成してキャッシュフローを把握しよう

 

キャッシュフローに不安があるときには、「資金繰り表」をきちんと作成してみましょう。資金繰り表を作ることで、どのタイミングで資金繰りが悪化するのかを把握できるといったメリットがあります。そして、資金調達が必要な時期や必要額がわかった段階で、ファクタリングの利用を検討してみましょう。売掛債権を保有していればファクタリングの利用ができるので、一時的な資金繰りの悪化に対応するためには有効な手段となります。いざ業績悪化や未払金が増加している状況では、金融機関からの融資が難しい場面もあるもので、そうならないように事業資金が必要なときにスムーズに調達できる仕組みを整えておく事が重要です。そもそも資金繰り表を作成することは、資金管理の面だけでなく、日ごろの経営を改善することにも役立ちます。普段から意識的に事業資金の流れを把握して、必要な対策を立ててみましょう。

 

 

ファクタリングを利用する際の注意点

 

一時的な資金繰りの改善に役立つファクタリングは、利用の仕方次第でさまざまなメリットが受けられます。ただ、その一方で注意点も少なからずあるので気をつけておきましょう。まず、ファクタリングによって売掛債権を買い取ってもらう場合、満額が現金化できるわけではありません。また、無計画にファクタリングを利用すれば、長期的な資金繰りが苦しくなってしまう可能性もあるでしょう。キャッシュフローの問題を出さないためにも、資金繰り表をきちんと作成しておく必要がありますし、売掛債権を手放しても、今後の資金繰りに影響が出ないかを精査しておきましょう。

 

また、売掛先の承諾がいらないファクタリング契約をご利用する場合では、売掛金の回収は利用者が行うことになるというのも注意が必要です。売掛先から入金があったら、契約にもとづいて速やかにファクタリング会社に送金するようにしましょう。売掛先から回収した資金をほかの目的で使ってしまうと、訴訟トラブルに発展してしまう可能性もあるのです。特に、資金繰りが悪化しているときにファクタリングを利用する場合には、資金管理を徹底しておく必要があります。正しく利用すれば、ファクタリングは経営の安定化にもつなげていけるものであるため、基本的な仕組みや注意点を理解しておくことが大切です。

 

 

会社の資産を有効活用してみよう

 

 

会社の資金繰りを円滑な状態に保っておくことは、経営の安定化や事業の成長につながります。定期的に売掛金が発生している状態であれば、ファクタリングを利用して資金調達を行うのは有益な手段であるため、資金繰りが悪化してしまったときなどに、迅速に資金調達が行えるのでいざというときの手段の一つとして念頭に置いておきましょう。