静岡県内で冷凍食品の卸売を営む企業様より、資金調達のご相談をいただきました。

同社は取引先のスーパーマーケットチェーンからの入金は安定しているものの、仕入れ先の海外メーカーが急遽「仕入れ代金の後払いのサイトが60日から30日に変更する」と通達。

これにより、約600万円の仕入れ資金が直ちに必要となってしまいました。

さらに、過去の業績不振から銀行借入は返済条件の変更（リスケジュール）中で、税金や社会保険料の分納もしている状況でした。

このため、銀行や他の金融機関への新規融資は完全に不可能であり、仕入れができなければ事業が停止するという絶体絶命のピンチでした。

税金滞納・赤字でも売掛先の信用力で対応

お客様の財務状況は非常に厳しいものでしたが、売掛先である大手スーパーマーケットチェーンの信用力が高く、売掛債権の回収確実性が担保されていたため、ファクタリングによる資金調達は可能と判断しました。

お客様の状況を鑑み、取引先に知られずに資金調達ができる「取引先を交えない承諾なし」の契約を提案。

必要書類（売掛金の存在を証明するもの、通帳など）をご提出いただいた後、緊急で審査を実施しました。

お申し込みから2日後に、ご希望額である600万円を無事に調達。

緊急の仕入れ前払いに間に合わせることができ、商品の供給を途切れさせることなく事業を継続することができました。