事業資金関連コラム
作成日:2021年06月03日

事業資金をファクタリングサービスで調達するときの審査とは?

事業資金調達のために融資を受けるときは、審査に通らなければなりません。
審査に通るかどうか、融資までどれくらいの時間がかかるのか、気になる人も多いでしょう。
ファクタリングサービスを利用すれば、これらの不安を解消できるケースが多く、この記事ではファクタリングの概要とその審査を説明し、他の調達方法と比較した場合の優位性を紹介します。

ファクタリングの概要

ファクタリングとは、事業者が持っている入金前の売掛債権をファクタリング会社に買い取りしてもらう資金調達方法です。実際に売掛債権を買い取りしてもらうときは、手数料を差し引かれます。
 

ファクタリングには、利用者・売掛先・ファクタリング会社の3社間でおこなわれるファクタリング契約と、利用者とファクタリング会社の2社間でおこなわれるファクタリング契約があります。それぞれ異なる部分があるので、これからファクタリング契約の特徴について紹介します。

承諾が必要のファクタリング契約

承諾が必要のファクタリング契約とは、利用者・売掛先・ファクタリング会社の3社間でおこなわれるファクタリング契約の事を言い、利用者からファクタリング会社に債権が譲渡されたあと、ファクタリング会社と売掛先との間で直接やり取りが行われ売掛金の受領はファクタリング会社が行います。
 

こちらのファクタリング契約の場合、売掛金の受領をファクタリング会社が行うため売掛先の合意・承諾が必要になります。その為、承諾が不用のファクタリングと比べ手数料を抑えることができますが、売掛先から経営状況が悪いのではないかと懸念されて、以後の取引に悪影響が及ぶ可能性があるので、事前に説明するなど慎重に手続きを進めていきましょう。
 

また、売掛先から承諾を得る手間がかかるので、資金を調達するまでに多少時間がかかることが予測されます。売掛先には知られたくない場合や、すぐに資金を手にしたい時には承諾不要のファクタリングがおすすめです。
 

売掛先にファクタリングの利用を知られたくない場合は、先程とは異なる承諾が不要のファクタリング契約の実施がおすすめです。承諾が必要のファクタリング契約では、売掛先に債権譲渡を通知するか合意、承諾を得るため、一般的に債権譲渡登記は行いません。承諾が不要のファクタリング契約に比べて回収の確実性が高いので、手数料は低めに設定されていることが多いです。

承諾が不要のファクタリング

ファクタリング会社と利用者の2社間で取引するファクタリング契約の場合、売掛金の受領は従来通り利用者が行うことになりますので売掛先の承諾は不要です。売掛先の承諾が不用のため、売掛先に知られずに契約ができるのと、承諾を得る手間がなく資金調達のスピードが速いため、最短即日で調達ができるのがメリットです。ただ、デメリットとしては承諾を得るファクタリングに比べ手数料が高くなることが一般的です。
 
   
承諾が必要のファクタリング契約と承諾が不要のファクタリング契約のメリット・デメリットについてはこちらも参照ください。
3社間で契約をするファクタリングのメリット・デメリット
 
   

ファクタリングで事業資金を得るときの審査

ファクタリングは売掛債権の売却が主たる契約内容ですが、事前に審査がおこなわれます。ここからは融資を受けるときの審査との違いや、ファクタリングの審査対象、審査によって決まることについて説明します。

ファクタリングは事業資金の融資ではない

銀行などの金融機関から融資を受けるときは、利用者の信用力や返済能力が審査されます。銀行融資なら低金利で高額の借入れも可能ですが、銀行融資の審査は特に厳しいため、必ず資金を調達できるわけではありません。それに比べ、ビジネスローンは審査がゆるいとされているので、資金を調達できる可能性はありますが、安い金利で借りられる銀行融資に対し金利は高めで高額融資は難しいというデメリットがあります。
融資を受けた後の返済状況によっては、信用情報に悪影響が出る恐れもあります。信用情報が悪化すると、以後の融資で審査に通るのは難しくなるでしょう。
 
   
融資と違って、ファクタリングは売掛債権の買い取りなので銀行などの金融機関のような審査を受けるわけではありません。利用者自身の信用力で契約額が決まるわけではなく、対象となる売掛債権の額や内容によって決定されます。そのため、ファクタリングの審査では信用情報は照会されませんし、ファクタリングを利用しても、信用情報に影響が出ることはありません。

ファクタリングの審査対象となるのは?

ファクタリングの主な審査対象は、売掛先の信用力です。なぜなら、売掛先の倒産や支払いの遅延が、ファクタリング会社の損害につながるからです。売掛先の事業の継続性や事業規模などを見て判断されることが多いため、不安要素が複数あると判断された場合は審査に通らない可能性もあります。売掛先が官公庁や上場企業などの有名企業である場合は、信用度が高いので、審査に通りやすくなります。
 
  
売掛先の支払期日も審査の重要なポイントです。期日が遠くなると売掛先の業績が悪化したり倒産したりする不確定要素が増えるため、審査に通りにくくなります。複数の取引先との売掛金があるなら、なるべく支払期日が近い売掛金で契約しましょう。

ファクタリングの審査に通らない債権とは?

ファクタリングで扱われるのは原則、「確定債権」です。確定債権とは、製品の納入またはサービスを提供して検収がなされ、請求書の内容が確定かつ発注者の合意が得られているもので、売掛先からの入金や支払期日が確定している債権のことを指します。商品の納入またはサービスの提供が完了していない状態の「仕掛債権」や、納品やサービス提供が完了したのに期日を過ぎても支払いがされていない「不良債権」、給料日の入金が約束されていてまだ受け取っていない「給与債権」などは、ファクタリングの対象となりません。
 
  
確定債権であっても、ファクタリングが利用できる売掛債権には種類があります。ファクタリングの対象となるのは、製品売買代金やサービス提供代金のほか、運送料や輸送量、業務請負代金などです。診療報酬や調剤報酬などの医療ファクタリング対象のものは、取り扱いしていないファクタリング会社もありますので確認が必要です。また、譲渡禁止の特約付き債権や「下請け代金支払遅延防止法」に規定される債権、売掛先に対する買掛金が売掛金を上回る債権などは、買い取ることができません。
 
  

事業資金をファクタリング以外で調達するときの審査

事業資金をファクタリング以外で調達する場合は、基本的には融資を受ける必要があり、融資を受ける際は、各融資元からの審査を受けなければなりません。実際にどのような審査が行われるのかを、それぞれ解説します。

銀行からの融資における審査

信用保証協会を通さず、銀行と直接契約してお金を借りる融資をプロパー融資といいます。
プロパー融資では、銀行が貸し倒れた場合のリスクを100%負うことになるため、審査は厳しくなります。審査にかかる期間は、既存取引先なら1ヶ月が一般的であり、新規取引先は2カ月程度かかることもあります。
信用保証協会付き融資の場合、保証協会が融資額の80%~100%を保証するため、銀行は融資をおこないやすくなります。保証協会の審査を受けることになるため、融資までの期間は既存取引先でも3~4週間、新規取引先では1カ月以上かかることがあります。銀行のビジネスローンはスコアリング方式で審査をおこなうため、通常の銀行融資よりも審査期間が短くなり、既存取引先なら2週間、新規でも3週間程度です。どの方法を利用するにせよ、銀行からの融資はどんなに早くても2~3週間はかかるため、すぐに資金調達を行いたい場合は不向きです。

日本政策金融公庫からの融資における審査

日本政策金融公庫は、銀行からの融資を受けるのが難しい個人事業主や中小企業を対象に融資をおこなっています。しかし、審査を通るのは申込みの50~60%程度といわれているので、申込みをしたからといって必ずしも審査に通るわけではありません。また、日本政策金融公庫の平均融資単価は700万円程度といわれています。
 
 
日本政策金融公庫の審査では、事業主の返済能力をチェックされ、ます。自己資金がない、税金や公共料金の支払いに未納や滞納がある、延滞など信用情報に問題がある、といった場合は審査に通らない可能性が高いでしょう。日本政策金融公庫の融資では保証人を求められるケースが多いですが、女性には特例があり、300万円までの小口融資の場合は原則として保証人や担保が不要です。審査期間は、新規で融資を受ける場合だと3~4週間、2回目以降の追加融資は2週間程度で審査に一定の時間がかかるので、事業資金を素早く調達できるわけではありません。

そのほか金融機関の融資における審査

銀行や公的機関から融資を受けるのが難しい場合は、消費者金融や事業者金融、信販会社から融資を受ける方法もあります。これらの融資審査では、主に利用者の経営状況や返済能力が判断されますが、審査時の提出書類が少ないので、申込みのハードルは低いといえるでしょう。経営状態が悪かったり税金滞納があったりしても、少額であれば、融資をおこなってくれるケースがあります。また、担保や保証人不要で借入れすることも可能です。
 
 
少しでも早く資金を調達したいなら、ノンバンクの利用を検討してみましょう。ノンバンクなら審査が早く、最短2週間程で借入れできます。ただし、安い金利で借りられる銀行融資に対し金利は高く、法人なら代表者保証を求められるので注意が必要です。ノンバンクの融資は基本的に少額融資であるため、高額な事業資金の調達には向きません。

事業資金の審査に不安があるならファクタリングサービスの検討を!

事業資金を銀行や政策金融公庫から借入れする場合、審査を通過しなければなりません。融資までに時間がかかるため、急ぎの資金調達方法には不向きです。そのほかの金融機関なら審査のハードルが比較的低く、融資もスピーディですが、大きな融資額は見込めません。
ファクタリングの審査なら、利用者自身の返済能力はそれほど重視されないので、すぐに資金調達をおこないたい場合はJTCのファクタリングを検討してみましょう。

 

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