事業を営む中で、運転資金や設備投資、急な支払いなど、まとまった資金が必要になる場面は少なくありません。
そんなときに活用できるのがビジネスローンです。
ビジネスローンは、法人や個人事業主が事業資金を調達するための融資サービスで、銀行融資や公的融資に比べて審査スピードが速く、即日融資も可能なケースが多いのが特徴です。
本記事では、ビジネスローンの基本的な仕組みから、メリット・デメリット、審査のポイント、選び方、そしてビジネスローン以外の資金調達方法まで、事業者が知っておくべき情報を解説します。
ビジネスローンとは?事業者向けの資金調達方法
ビジネスローンとは、法人や個人事業主が事業に必要な資金を調達するための融資サービスです。
利用目的は、運転資金、設備投資、仕入資金、つなぎ資金、納税資金など、事業に関わる資金全般に対応しています。
ビジネスローンの主な特徴
- 申込対象: 法人、個人事業主
- 資金使途: 事業資金(運転資金、設備投資、仕入資金など)
- 提供機関: 銀行、信販会社、クレジットカード会社、消費者金融(ノンバンク)
- 融資スピード: 最短即日〜1週間程度
- 金利: 年2.0%〜18.0%(提供機関により異なる)
- 借入方法: 証書貸付(一括融資)、カードローン型(利用枠内で繰り返し借入)
ビジネスローンは、日本政策金融公庫や銀行のプロパー融資に比べて審査が迅速で、柔軟な対応が期待できる点が最大の魅力です。
ビジネスローンのメリット【即日融資・無担保・総量規制対象外】
ビジネスローンには、事業者にとって以下のような大きなメリットがあります。
✅ メリット1: 融資スピードが速い
ビジネスローンは、銀行融資や公的融資に比べて審査スピードが圧倒的に速いのが特徴です。
- 日本政策金融公庫: 融資まで2週間〜1ヵ月
- 銀行融資: 融資まで2週間〜1ヵ月
- ビジネスローン: 最短即日〜1週間
急な資金需要が発生したときに、スピーディーに対応できる点は大きなメリットです。
✅ メリット2: 原則無担保・無保証人で申し込み可能
ビジネスローンの多くは、無担保・無保証人で申し込みができます。
銀行融資や公的融資では担保や保証人が求められることが多いため、これらを用意できない事業者にとって利用しやすい選択肢となります。
※法人の場合、代表者が連帯保証人となるケースがあります。
✅ メリット3: 総量規制の対象外
貸金業法で定められた総量規制(年収の3分の1までしか借りられないルール)は、ビジネスローンには適用されません。
これにより、年収に関係なく、事業の返済能力に基づいて融資を受けられる可能性があります。
✅ メリット4: WEB完結で申し込みが簡単
多くのビジネスローンは、インターネットで申し込みから契約まで完結します。
来店不要で、忙しい経営者でも手軽に利用できます。
ビジネスローンのデメリット【金利・融資限度額・信用情報への影響】
メリットが多い一方、ビジネスローンにはいくつかのデメリットも存在します。
❌ デメリット1: 金利が高い
ビジネスローンの金利は、日本政策金融公庫や銀行融資に比べて高めに設定されています。
| 融資方法 | 金利目安 |
|---|---|
| 日本政策金融公庫 | 年0.6%〜3.0% |
| 銀行融資 | 年2.0%〜6.0% |
| ビジネスローン | 年2.0%〜18.0% |
金利が高いと、返済総額が増加するため、長期的な借入には不向きです。
❌ デメリット2: 融資限度額が低い
ビジネスローンの融資限度額は、数十万円〜1,000万円程度が一般的で、日本政策金融公庫(最大7,200万円)や銀行融資に比べると低めです。
大規模な設備投資には向かない場合があります。
❌ デメリット3: 返済遅延が信用情報に影響
ビジネスローンの返済が遅れると、信用情報に記録され、今後の融資審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、複数のビジネスローンを同時に利用している場合は、返済計画をしっかり立てることが重要です。
関連記事: 営業キャッシュフローがマイナスの際におすすめの資金調達方法
❌ デメリット4: 銀行融資の審査に影響する可能性
法人の場合、ビジネスローンの借入は決算書に記載されます。その状態で銀行融資を申し込むと、「資金繰りが厳しいのでは?」と判断され、審査に影響することがあります。
ビジネスローンの種類【ノンバンク・銀行・信販系】
ビジネスローンは、提供する金融機関によって特徴が異なります。
① ノンバンク系ビジネスローン(消費者金融系)
- 特徴: 審査が柔軟、即日融資が可能
- 金利: 年5.0%〜18.0%
- 融資限度額: 最大300万円程度
- 代表例: AGビジネスサポート、アコム、プロミス
② 銀行系ビジネスローン
- 特徴: 金利が低い、融資限度額が高い
- 金利: 年2.0%〜15.0%
- 融資限度額: 最大1億円
- 代表例: 三井住友銀行、りそな銀行、PayPay銀行
③ 信販・クレジットカード会社系ビジネスローン
- 特徴: 審査スピードと金利のバランスが良い
- 金利: 年6.0%〜17.8%
- 融資限度額: 最大500万円〜1,000万円
- 代表例: オリックス・クレジット、セゾンファンデックス
ビジネスローンの金利相場と計算方法
ビジネスローンの金利は、提供機関や審査結果によって異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。
| 提供機関 | 金利相場 |
|---|---|
| メガバンク | 年1.0%〜14.0% |
| 地方銀行 | 年3.0%〜15.0% |
| ノンバンク(消費者金融) | 年5.0%〜18.0% |
利息の計算方法
利息は、以下の計算式で求められます。
利息 = 借入金額 × 金利(年利) × 利用日数 ÷ 365日
計算例(金利14.0%で100万円を1年間借りた場合):
利息 = 1,000,000円 × 14.0% × 365日 ÷ 365日 = 1,000,000円 × 14.0% = 140,000円
金利が高いほど、返済総額が増えるため、複数社の金利を比較することが重要です。
ビジネスローンの審査基準と通過するポイント
ビジネスローンの審査では、以下の項目がチェックされます。
審査でチェックされる主な項目
- 事業の財務状況: 売上高、利益、キャッシュフロー、債務状況
- 代表者の信用情報: ローンやクレジットカードの利用履歴、返済状況
- 事業実績: 開業から2年以上、または決算書2期分
- 税金・社会保険料の納付状況: 未納があると審査に不利
審査を通過するための6つのポイント
① 必要書類を不備なく準備する
提出書類に不備があると、審査が遅れたり、心証が悪くなる可能性があります。
【必要書類例】
- 本人確認書類
- 確定申告書(直近2期分)
- 決算書(法人の場合)
- 納税証明書
② 事業実績を明確に示す
事業実績が2年以上あると、審査通過の可能性が高まります。
開業間もない場合は、事業計画書を丁寧に作成しましょう。
③ 返済能力があることを示す
月次の収支予測を示し、「毎月いくら返済に回せるか」を明確にすることが重要です。
④ 税金・社会保険料を遅滞なく納付する
未納があると、社会的信用が低下し、審査に悪影響を及ぼします。
⑤ 希望融資額を少なめにする
希望融資額が少ないほど、審査基準が下がり、通過しやすくなります。
⑥ 複数社に同時に申し込まない
短期間に複数のビジネスローンに申し込むと、「資金繰りが困難」と判断され、審査に不利になります。
ビジネスローンの申し込みから融資までの流れ
ビジネスローンの申し込みから融資までの流れは、以下のとおりです。
STEP1: 申し込み(WEB・電話・店舗)
インターネット、電話、または店舗窓口で申し込みを行います。必要書類を提出します。
STEP2: 審査(最短即日〜1週間)
提出書類をもとに、金融機関が審査を行います。
STEP3: 契約・融資実行
審査に通過したら、融資額や金利が提示されます。契約手続き完了後、指定口座に入金されます。
ビジネスローンの選び方【金利・融資スピード・限度額で比較】
ビジネスローンを選ぶ際は、以下のポイントを比較しましょう。
✅ 選び方1: 申込条件を確認する
- 年齢制限
- 法人または個人事業主
- 業歴(2年以上など)
✅ 選び方2: 融資スピードを確認する
急いで資金調達したい場合は、即日融資可能なビジネスローンを選びましょう。
✅ 選び方3: 金利を比較する
金利が低いほど、返済負担が軽くなります。複数社の金利を必ず比較しましょう。
✅ 選び方4: 融資限度額を確認する
必要な資金額をカバーできるかどうか、融資限度額を確認しましょう。
即日融資可能なビジネスローンおすすめ5選
以下は、即日融資が可能なビジネスローンの代表例です。
| サービス名 | 金利 | 融資限度額 | 融資スピード |
|---|---|---|---|
| AGビジネスサポート | 年3.1%〜18.0% | 最大1,000万円 | 最短即日 |
| アコム「ビジネスサポートカードローン」 | 年12.0%〜18.0% | 最大300万円 | 最短即日 |
| プロミス「自営者カードローン」 | 年6.3%〜17.8% | 最大300万円 | 最短即日 |
| オリックス・クレジット「VIPローンカード BUSINESS」 | 年6.0%〜17.8% | 最大500万円 | 最短60分 |
| PayPay銀行「ビジネスローン」 | 年1.8%〜13.8% | 最大1,000万円 | 最短即日 |
ビジネスローン以外の資金調達方法【ファクタリング・公的融資・補助金】
ビジネスローン以外にも、事業資金を調達する方法はあります。
① 日本政策金融公庫の融資制度
- 金利: 年0.6%〜3.0%
- 融資限度額: 最大7,200万円
- 審査期間: 2週間〜1ヵ月
② ファクタリング
ファクタリングとは、売掛金を早期に現金化するサービスです。借入ではないため、負債が増えず、信用情報にも影響しません。
③ 国・地方自治体の補助金制度
返済不要の補助金を活用することで、資金調達が可能です。
④ クラウドファンディング
事業の魅力を発信し、共感した人から資金を集める方法です。
ファクタリングとビジネスローンの違い【JTCファクタリングのメリット】
ファクタリングとビジネスローンは、どちらも事業資金を調達する手段ですが、仕組みが異なります。
| 項目 | ファクタリング | ビジネスローン |
|---|---|---|
| 資金調達方法 | 売掛金の売却 | 借入 |
| 負債の増加 | なし | あり |
| 審査対象 | 売掛先の信用力 | 自社の信用力 |
| 融資スピード | 最短即日 | 最短2日〜1週間 |
| 信用情報への影響 | なし | あり |
| 返済義務 | なし | あり |
JTCファクタリングの3つのメリット
- ✅ 最短即日で現金化: 売掛金をすぐに資金化できます
- ✅ 2者間契約で取引先に知られない: 秘密厳守で安心
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よくある質問(FAQ)
Q1: 必ず借りられるビジネスローンはありますか?
A: いいえ、必ず借りられるビジネスローンは存在しません。貸金業法により、すべての金融機関は審査を行う義務があります。
Q2: ビジネスローンは個人事業主でも利用できますか?
A: はい、個人事業主も利用可能です。多くのビジネスローンが法人・個人事業主の両方を対象としています。
Q3: ビジネスローンとカードローンの違いは?
A: ビジネスローンは事業資金専用、カードローンは個人の生活資金向けです。
まとめ
ビジネスローンは、即日融資が可能で、無担保・無保証人で利用できる便利な資金調達方法です。
ただし、金利が高い、融資限度額が低いといったデメリットもあるため、自社の資金繰り状況に合わせて慎重に選ぶことが重要です。
また、ビジネスローン以外にも、ファクタリングや公的融資といった選択肢があります。
特に、JTCファクタリングは、負債を増やさずに資金調達ができるため、資金繰りに悩む事業者におすすめです。
資金調達でお悩みの方は、ぜひJTCまでご相談ください。
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